今年の夏も暑い日が続いていますが、夏場になると私の家では浴室にお湯を溜めずにシャワーで汗を流す機会が多くなります。そんな中、「シャワーだけで油性ペンが落ちる」とCMで話題のシャワーヘッド「ミラブル」が非常に気になっていました。
本記事では実際に「ミラブル」を購入し、使用した際の使用感、効果、良い点・悪い点について紹介したいと思います。更にはCMのように本当にシャワーを当てるだけで油性ペンの汚れが落ちるのか徹底検証していきました。ミラブル購入を考えているが、実際の効果が気になっている方はぜひとも参考にしてみて下さい。
- 我が家の浴室について紹介
- ウルトラファインミストシャワーヘッド「ミラブル」とは
- 「ミラブルシャワーヘッド」を実際に購入
- 使用してみた感想
- 本当に油性ペンが消えるか検証
- まとめ
- 理想の注文住宅を手に入れる方法
我が家の浴室について紹介
私はハウスメーカー「一条工務店」i-smartで家を建てましたが、一条工務店では標準仕様(追加料金なし)で、ユニットバスを付けることが出来ます。
業界トップクラスの断熱性を誇ると言われる「真空断熱浴槽」が採用されたユニットバスです。ユニットバスは一条工務店オリジナルの製品で、一条工務店フィリピン工場で生産されています。
〈一条工務店 浴室(スマートバス)についての記事はこちらからです。〉
一条工務店 標準仕様の浴室について紹介しています。
一条工務店 標準 「シャワーヘッド」の機能紹介
一条工務店 標準仕様の「ワンストップ機能付3WAYメタルシャワーヘッド」は3つの水流が選べます。
シャワーヘッドを置くシャワーホルダーは、ボタンを押しながら上下に動かすことができ、好きな高さで留める事が出来ます。
意外と便利な機能が手元でシャワーをストップできる機能「ワンストップ機能」です。
シャワーで身体を洗う際、一時的にシャワーを止めたい時ってけっこうありませんか？
この一時的にストップできる機能が標準としてついているのはかなり嬉しいですね。
ウルトラファインミストシャワーヘッド「ミラブル」とは
「ミラブル」とは、ウルトラファインバブル(超微細空気混合水)を含んだシャワーを作り出すシャワーヘッドです。
微細な空気を含んだ水で、洗浄効果が高いとされ、毛穴汚れをしっかり落とすといった商品です。
「ミラブル」の製品仕様について
材質はポリカーボネート及びABSとありますが、こちらはほかの樹脂製のシャワーヘッドと同じ素材が使われており、特に特殊なものではありません。やはりシャワーヘッド内部の構造に汚れを落とすウルトラファインバブルを作る秘密があるようです。
接続部の規格は「G1/2」という国際標準規格。
日本国内のハウスメーカー、シャワーメーカーで統一されている規格のため、ほとんどの家庭ではそのまま簡単に取り付けることが出来ます。
ウルトラファインバブルの洗浄効果とは
「ウルトラファインバブル」とは直径1μm（0.001ｍｍ）～100μmの気泡であるマイクロバブルよりもさらに小さな、直径1μm未満の気泡のこと。
【気泡の大きさによる呼び名の違い】(ISO規格)
マイクロバブル
・直径1~100μm
・目視可能（白濁）
ウルトラファインバブル（UFB）
・直径1μm以下
・目視不可能（無色透明）
この気泡が毛穴や肌のシワの奥に入り込み、汚れを吸着してキレイに洗浄します。
出典：https://i-feel-science.com/ultrafinemist-mirable/
人間の毛穴の大きさは100μm～300μm。
ミラブルで出てくるミスト(50μm～100μm)の中に含まれるファインバブルは0.13μm～30μmとされているため、毛穴よりも小さく、気泡が毛穴の奥までしっかり入り込んでいきます。
こちらはホームページで紹介されている洗浄力テストの結果です。
実際の人の肌って、かなり細かな溝や毛穴が無数にあります。ファンデーションなどを塗布したり、汗をかいたりするとこの溝に汚れなどが溜まっていくため、通常のシャワーでは細かい溝に入りきらず、シャワーで流してもなかなか汚れは取れません。
しかし、ミラブルのシャワーでは細かい泡(ウルトラファインバブル)によって、肌の溝に泡が入り込み、汚れを落としていきます。
油性ペンの汚れが落ちる
CMでも話題になった、シャワーをかけてこするだけで肌に書いた油性ペンの汚れが落ちるという洗浄力テストになります。
一番驚きなのは腕に書いた油性ペンが、ミラブルの水流を当てることで汚れが落ちること。
ホームページでは水流を当てて3分36秒後にはかなり薄くなった写真が掲載されています。(後ほど、実際に検証した結果を記載します。)
ミラブルシャワーヘッドの2つの水流
ミラブルから出てくる水流は2種類。ストレート水流とミスト水流です。
どちらもマイクロバブルを含んだ水を吐出しますので、汚れを落とす効果があります。
ストレート水流
ストレート水流では勢いのある水流の中に多くのマイクロバブル(30μm)を6000個/ml含んでいるため、洗浄力、浸透、温まりといった特性をダイレクトに感じられます。吐出量は8.5L/minと、それなりの強さで汚れを落とします。
ミスト水流
ミスト水流は優れた洗浄力を持つウルトラファインバブル(0.13μm)を1400個/ml、ミストの中に閉じ込め吐出します。
吐出量は3.5L/minと、かなり少ないですが超微細な空気で肌の毛穴の汚れを落とします。
「ミラブルシャワーヘッド」を実際に購入
38,000円とかなり高額な部類に入るシャワーヘッド。ついに購入し、実際に取り付けまでやってみました。
外観について
実際に購入してみました。
購入した際、こちらの高級感のある箱に入っています。
フタを開けてみると、説明書とともにサテンの生地に包まれたシャワーヘッドが入っています。さすが4万円弱のお値段のためパッケージには高級感があります。
フタの裏には何やらメッセージが書かれていました。
「それは、一人ひとりのお客様が、日々の暮らしの中で心地よさを感じること。
サイエンスがご提案するのは、心を満たすシアワセの滴。
水の生命力で心身の五感を呼び覚まし、ストレスを癒しに変えることが
より快適な暮らしへとつながります。
そして、いつも暮らしのそばには明日の快適さを創るサイエンス」
企業の経営理念の「すべてのサイエンスに関わる方に喜びを与える」ということが伝わるメッセージですね。
商品に期待してしまうようなメッセージですね。
率直な感想ですが、外観に関しては多少ラメは入っているものの、そこまで高級感のある外観ではないと感じました。
むしろ安っぽい。恐らく外観を透明にすることによって水の流れを見せたいという思いがあるのではないかと思います。
しかし、私個人的な意見としては少し安っぽく感じてしまうため、もう少し高級感のあるメッキを入れたり装飾を入れたほうが良いのではないかと思います。
シャワーヘッドの前面です。少し不思議な形ですが、ここから細かい泡を含んだシャワーが出ます。
取り付け方
取り付け方は非常に簡単です。
接続部の規格は「G1/2」という規格でほとんどの家庭ではそのまま簡単に取り付けることが出来ます。
こちらが元々私の家に付いていたシャワーヘッドです。
こちらの方が高級感はあるかな。とも思いましたが仕方ありません。シャワーヘッドを反時計回り回せば簡単に外れます。
ここに「ミラブル」シャワーヘッドを取り付けますが、こちらも接続部を合わせて時計回りにシャワーヘッドを回せば簡単に取付完了です。
使用してみた感想
実際に使用してみて気づいた事を書いていきます。あくまで個人的な感想ではありますが参考にしてみて下さい。
ストレート水流は勢いがある
マイクロバブルを含んだストレート水流を使用してみて感じたことは、「思ったよりも水量があり勢いがある」ということ。
シャワーの出口の穴がシャワーヘッドの中央部分に集まっていて、出口が狭いので勢いよく水が出ます。
ただ、シャワー穴が中央部分に集まっているため、水の出る幅は狭いですね。
幅を広げたければ、シャワーヘッドをミスト側に回転させれば幅の広いミストがでますので、使い勝手は悪くないと思います。
肌の色が明るくなった
他の方の口コミで「シャワーを変えただけで肌の色が明るくなる」なんて書いてる方がいましたが、私はあまり信じていませんでした。
しかし、実際に使ってみるとミストシャワー後は自分で見て分かるくらいに肌が白くなりました。特に顔の色は分かりやすい。
恐らく肌の細かいシワの間に詰まっていた汚れが落ちたと考えられますが、これには驚きました。
シャワーが冷たく感じる
ミスト水流を使用すると、シャワーの水がかなり冷たく感じます。これはミストの粒が細かすぎて、空気に触れる面が大きくなるため、お湯を出しても空気に触れている間にお湯が冷めてしまうからです。そのため、お湯の温度を上げるか、シャワーヘッドの近くで身体に当てる必要があります。
私の場合は、通常41℃の設定温度だったのですが、43℃に変更しました。実際に使ってみた感じだと設定温度を2℃程度高くしたほうが良さそうです。
またミストを当てるときは近く（30cm以内）で使用したほうが良いですね。
ワンストップ機能が欲しい
手元でシャワーをストップできる「ワンストップ機能」。
シャワーで身体を洗う際、一時的にシャワーを止めたい場合に助かります。私の場合、ミラブルに換える前はワンストップ機能の付いたシャワーヘッドだったため、ミラブルに換えたあとは少し戸惑いました。
これだけいい値段のシャワーヘッドのため、このくらいの機能は欲しいものですね。構造的に難しいかもしれませんが。
本当に油性ペンが消えるか検証
CMでも話題の「シャワーを当てるだけで油性マジックが消える」というものを実際に試してみました。
メーカーホームページでは「3分36秒間、ミストを当てるだけで油性マジック汚れが落ちる」と紹介されていますが、実際にはどうなんでしょうか。
検証内容
自分の腕に油性マジック（マッキー）で印を付け、ミスト水流で汚れが落ちるかを検証します。
ミストを当てる時間は
・1分00秒
・2分00秒
・3分00秒
それぞれでの油性マジック汚れの落ち具合をウォッチしていきます。
検証結果
このような形で油性マジックで書いた部分にミストを当てていきます。
シャワーミスト当て（1分00秒経過後）
ミストを当てて1分経過後の様子です。
若干油性マジックの汚れが取れてきているのがわかります。
■に書いた油性マジックの下に星印（実験を始める前に間違って書いた印）がうっすらと見えています。
シャワーミスト当て（2分00秒経過後）
ミスト当てて2分経過後の様子です。1分経過後からあまり変化はありませんね。このまま続けていきます。
シャワーミスト当て（3分00秒経過後）
ミストを当てて3分経過後の様子です。
1分経過後と比較すると若干薄くなっているような気もしますが、ほとんど変わりません。
さすがにウルトラファインミストと言えども「シャワーを当てるだけで」では汚れは完全に落ちませんが、少しは薄くなりました。
シャワーミスト当て&指でこする
最後に、このまま続けてCMで話題の「シャワーミストを当てながら指で擦る」ことをやってみました。
このようにミストを当てながら指で軽く洗っていきます。
結果の写真がこちら。
かなり汚れが落ちていますね。シャワーを当てるだけでは落ちなかった汚れも指でこするとどんどん落ちていきます。
実際に使用する場合は、シャワーを当てるだけでなく、指やタオルで肌を洗う事が多いと思いますので、普段使いの中では汚れは十分取れると言って問題ないレベルだと思います。
まとめ
最初は「過大広告ではないか」と疑っていた私ですが、実際にミラブルを使ってみると、かなり肌の汚れに対しての洗浄効果が高く、大変満足できるものでした。たかがシャワーヘッドに約4万円もかけるなんて馬鹿馬鹿しいと思っていましたが、肌の汚れが取れたせいか、顔のニキビも出来なくなりました。一度購入してしまえば数十年は使えることを考えると安いものかもしれませんね。
これから購入を検討される方の参考になればと思います。
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