住宅系のブログを見ていると、一度は目にしたことがあると思いますが、「タウンライフ家づくり」という広告があります。
要望を入力することで、家造りに必要な「間取りプラン」と「お見積り」を無料で提案してもらえるサービスとのことですが、普段の仕事や、子育てで忙しいなか、住宅展示場を1件1件回るのはかなり時間も労力も掛かってしまうため、一括で間取り作成や見積もりが出来るのであればかなり嬉しいサービスですよね。
しかし、ネットのこういった一括見積サービスには営業電話が多い、無料だと思っていたが実際は有料だった、等の口コミのもあるため
・本当に間取りを作成してもらえるの?
・しつこい勧誘、営業はないの?
・本当に費用は掛からないの?
・話を必ず聞かなくてはダメなの?
といった疑問があり、サービスを利用する際に不安になりますよね。
今回はそんな疑問を解決するために、実際にタウンライフ「家づくり計画書」の無料一括見積りサービスを利用してみて、
・どんな資料が送られてくるか
・しつこい勧誘、電話はあるか
・本当に無料なのか、あとでお金を取られることはないか
・実際に利用してみた感想
について書いていこうと思います。
結論から申し上げますと、無料ということを考えると、大変おすすめできる一括見積りサービスという事が分かりました。特に、営業トークが要らない。カタログや間取りのイメージだけでも沸かせたい。というような方に非常にオススメです。
利用の手順や、実際に送られてきた資料の中身を写真付きで紹介していますので、興味がある方はぜひともこちらの記事を参考にしてみてください。
タウンライフ家づくりとはどんなサービス?
まずは今回のテーマである「タウンライフ家づくり」のサービスについて詳しく説明していこうと 思います。
サービス概要
「タウンライフ家づくり」とはタウンライフ株式会社が運営する無料サービスです。
お住まいの地域や希望の間取り、広さ、家族構成などの項目をネット上で入力・選択するだけなので自宅に居ながら簡単に資料請求が出来るのが特徴です。
あなたの住んでいる(住もうとしている)地域のハウスメーカー・工務店に対して、あなたの要望を入力することで、家造りに必要な「間取りプラン」と「お見積り」を無料で提案してもらえるサービスです。
複数の大手ハウスメーカーがあなたの要望や希望に基づいて、家づくりに必要な「間取りプラン」「資金計画」「土地探し」を無料で提案してもらえます。
タウンライフ家造りのホームページから、「地域」「希望の間取り」「家族構成」「予算」等を入力することで、タウンライフから希望する各ハウスメーカーに一括依頼を掛けてくれます。
得られるものは、以下の4つ。
運営元会社の「タウンライフ株式会社」とは
運営元:タウンライフ株式会社
設立:2003年9月25日
代表者:笹沢竜市
資本金:2000万円
東京を本社に置く、チラシ広告、チラシ制作、パンフレット制作、ホームページ広告を行う会社です。
代表の笹沢氏は1990年に大和ハウス工業に入社し、注文住宅の営業を経て住宅展示場の責任者に。その後2003年から独立して広告代理店経営に携わるようになったようです。
元々住宅メーカーに在席していたこともあって、注文住宅系の広告を出したものが「タウンライフ家づくり」というわけです。「タウンライフ家づくり注文住宅」は2012年にサイトオープンし、2017年には利用者が10万人を突破したサービスです。
2003年から順調に経営しており、実績も十分ある優良会社なので安心してサービスを利用できますね。
提携している住宅メーカーは?
・タマホーム
などの大手ハウスメーカーはもちろん、地域密着の工務店も合わせると600以上が登録されており、無料一括資料請求すると複数のハウスメーカー、工務店のパンフレット、間取り、注文住宅費用見積もりがもらえます。
国家基準をクリアした会社しかタウンライフに登録出来ませんので、利用する側としては安心ですよね。
変な業者に自分の家の住所などの情報を知られたくないですし、きちんとした企業であれば安心ですね。
タウンライフ家づくりの利用手順は?
「タウンライフ家づくり」を利用する際には、希望の間取りや家族構成などを入力していく必要があります。
公式サイトには3分で終わると書いてありますが、実際は5~15分ほど掛かると思います。(私の場合ですと10分程度でした。)
入力は非常に簡単でそんなに難しくないですが、利用手順を紹介していきます。
こちらのタウンライフ家造りのサイトにアクセスするとこのような画面が表示されます。(今回紹介するのはスマートフォン画面です。)
<ステップ1>家の建築予定地を選択
まずは家の建築予定地を選択します。
入力する項目は「都道府県」「市町村」です。
こちらの建築予定地の場所によって、紹介されるハウスメーカー、工務店が異なってくるようになっています。
<ステップ2>希望の間取りや住む予定人数を入力
<入力が必要な項目>
・希望世帯(一世帯なのか二世帯住宅なのか)
・希望の階数(平屋or二階建てor3階建てなのか)
・住宅に住む予定人数(子ども、大人の人数)
・希望の間取り
・家の広さ(全部で何坪の家を建てたいか)
・LDKの広さ
上記の項目を入力していきます。
こちらは全て選択式ですので、非常に簡単に入力することが出来ます。
こちらをしっかり記入することで、ハウスメーカー、工務店が間取りプラン、見積もり計画書を作成する際の役に立ち、精度の高いプランを案内することが出来ます。
<ステップ3>土地の広さと資金計画を入力
こちらでは土地の広さとおおよその予算について入力していきます。
<入力が必要な項目>
・土地の大きさ(希望面積でも問題なし)
・希望の総予算
・敷地法令調査を希望するか
・その他細かい要望事項(フリー欄)
上記の項目を入力していきます。
土地の大きさや希望の予算について、まだ決まっていなければ「まだ決まっていない」を選択できます。
次に「敷地法令調査を希望しますか?」についてですが、
敷地法令調査とは簡単に言うとハウスメーカーや工務店に、土地を見てもらい、その敷地にはどのような規制が掛かっているか、どのような届出が必要なのかを調査することです。
住宅の間取りを計画するには、この敷地調査をしておかないと、間取りが出来上がったのに、実際にはその土地に建てることが出来ない。ということが起こってしまいます。ですので、土地をすでに持っている方はぜひとも敷地法令調査を希望しておきましょう。
また、その他間取り・資金作成での希望のフリー欄については、希望の間取りを詳しく記入することが可能です。
例えば、
・玄関の横にウォークスルータイプの収納が欲しい
・2階にLDKのある間取りにしたい
・小屋裏物置のある家にしたい
・リビングと和室は隣に配置したい
など、詳しく書いておくとハウスメーカー・工務店が間取りをプランニングする際に参考にして、より自分の希望に近いものが出てくる可能性が高くなります。
また、土地をすでに持っている方は、土地の図面を添付出来るようになっています。
土地の図面を提示しておくことで、変わった形の土地であっても、その土地に合わせた間取りを提示してもらえる可能性が高くなります。
こちらも土地をすでに持っている方は添付しておきましょう。
<ステップ4>ご利用者の情報の入力
最後は利用者の情報について入力していきます。
ハウスメーカー・工務店のカタログや間取りプラン、見積もり計画書などが自宅に送付されてくるため必要な情報となります。
<ステップ5>資料請求したいハウスメーカー・工務店を選択
<ステップ1>で選択した、家を建築する予定の地域に合わせたハウスメーカー・工務店の一覧が出てきます。
こちらから資料請求するハウスメーカー・工務店にチェックを入れることで、入力した内容が一括で伝えられ、必要な書類が送られてきます。
複数表示されますので、選択するのが面倒な場合は「まとめて選択」にチェックを入れると全てのハウスメーカーにチェックを入れることが出来ます。
私のオススメは、とりあえず全てのハウスメーカー・工務店にチェックを入れることです。希望の間取りをいくつか提案してもらい、それを間取りの参考にすることも出来ます。家を建てる検討を始めた頃は、とにかく色々な間取りを見ることで、いざ自分で間取り希望の打ち合わせを始めた時の引き出し(選択肢)が増えるからです。
最後に「オリジナル家づくり計画書作成を依頼する」のボタンを押せば完了です。
あとはそれぞれのハウスメーカー・工務店から間取りプラン・資金計画・カタログなどの資料が送られてくるのを待つだけです。
実際に利用してみた結果
色々な口コミが書かれていますが、やはり実際に利用してみないとわからないと思いましたので、実際に申し込んでみました。
申し込みをして、2日後〜10日の間に7社から住宅に関する資料が送られてきました。
そのうち間取りに関する資料を送ってきたのは7社中3社でした。
また、ちょっとした小物雑貨を送ってくれるハウスメーカーもありました。
最新のカタログには、最新の設備の情報や、家づくりのコツなと非常に勉強になる資料もありました。
実際に送られてきた資料の例を紹介します。
例1.実際に送られてきた資料(間取り例)
私の場合は平屋 30坪程度の4LDK。リビングの隣に和室がある間取り、開放感のあるリビングで要望を出しました。
すると平屋に関するカタログが送られてきて、14パターンの間取り図面の案が記載されていました。
一部を紹介します。
【間取り1】
【スペック】
・間取り:4LDK
・平屋
・南向き玄関
・延床面積:97.71m(29.55坪)
リビングに勾配天井があり、リビングに面した中庭がある非常に開放感のある間取りです。また、要望であるリビング横の和室に関しても条件を満たしたものでした。
寝室のウォークインクローゼットについてもグッドポイントですね。
【間取り2】
【スペック】
・間取り:3LDK
・平屋
・北向き玄関
・延床面積:103.51m(31.31坪)
こちらは玄関の横にちょっとしたシューズクロークがある間取り。シューズクロークがあると外で使うおもちゃや、アウトドア用品、雨具などを収納出来るため重宝しますよね。また、南側のウッドデッキで庭で遊ぶ子供の様子を見ることも出来る間取りですので、嬉しいスペースです。
【間取り3】
【スペック】
・間取り:4LDK
・平屋
・北向き玄関
・延床面積:103.51m(31.31坪)
リビングにテラスと和室が繋がっている間取りで、リビングが南側にあるため非常に日当たりの良いリビングで開放感を出している間取りですね。
テラスの面積が大きく、ここで家族でバーベキューを楽しんだり、少人数でパーティが出来そうですね。
玄関ホールが少なく、リビングが中心となった間取りですので、実際延べ床面積よりも広く感じられる造りになっていることがポイントですね。
【間取り4】
【スペック】
・間取り:3LDK
・平屋
・南向き玄関
・延床面積:92.74m(28.05坪)
こちらもリビングに勾配天井があり、非常に開放感のある間取りです。また、要望であるリビング横の和室に関しても条件を満たしていますね。
廊下がない間取りですので、無駄のない造りになっていますが、リビングの音が各洋室に漏れるなどの心配があるため注意が必要な間取りかもしれません。
このように、色々な間取りが紹介されているため、非常に勉強になります。
ここから自分のオリジナルの間取りを思いつくこともあると思うのでとにかく色々なアイデアを吸収することが大切だと思います。無料でこういった間取りのカタログを頂けるのは非常に嬉しいですよね。
例2.実際に送られてきた資料(オシャレな小物)
ここで紹介するのは住宅関連資料というよりも、送られてきた内容に少し驚いた事例になります。
驚いたのが「3rd Cafe」というカフェのような家づくりを提案している工務店から届いた荷物。
住宅の資料だけだと普通は封筒に入って送られてくるのですが、何やら資料だけではなく他にも何か入ってそうな箱が届きました。
早速中身を確認します。
何やら資料だけではなく、オシャレっぽい小物がたくさん入っていそうな雰囲気です。
中身確認してみると、住宅関連資料はもちろん、カフェに置いて有りそうなオシャレ雑貨が入っていました。
右に写っているのがボールペン。オリジナルのロゴが入っていますが、普通に使えそうです。
真ん中と左側がスイーツの形をしたハンドタオルですね。こちらもオシャレ雑貨ですね。
右側はどうやらこの工務店(カフェ)で取り扱っている妖精の人形のようです。(正直要りませんが、かわいいことはかわいい人形です。)
左側はオシャレなマスキングテープ。
サードカフェオリジナルのコースターですかね。こちらは紙で作られているものになるのであまり使わないかな。
アウトドアとかで使い捨てであればいいかもしれませんね。(ロゴが入ってないほうがいいですが。。笑)
ポストカード2枚も送られてきました。
使用はしないと思いますが、こういったデザインが好きな方はいるかもしれませんね。
吊り下げ型のルームフレグランス。
デザインも悪くないので無料と考えれば嬉しいですね。
一番嬉しいのがトートバッグ。そこそこの大きさなので、ちょっとしたものを入れるのに使えるかもしれません。(デザインは好みがあると思いますが。。)
カフェのような雰囲気の家づくりを紹介したDVD。
家づくりを進める上で、色々なイメージを持つことは大切ですので、非常に勉強になります。
まさか家づくりの資料請求をして、雑貨が送られてくるとは思っていませんでした。
これだけ送られてくると後で営業の電話が大変かなーと思っていたのですが、実際にあったのはこちらのメール1通のみ。
【内容抜粋】
「弊社では「お客様に営業をしない」
このお礼メール以降、お電話、
お客様によっては、私たちの活動が物足りなかったり、
他の住宅会社さん、工務店さんをご検討されてるお客様には、
詳しくは弊社資料に目を通していただけると幸いですが、私達は「
資料を見て本当に興味があるお客様だけに対応するという会社の姿勢がとても好感が持てました。
こういった一括資料請求ではしつこい営業があることも多々ありますので、良い印象を与えますよね。
本当に無料だったか
もちろん資料請求は無料でした。他の方の体験談にもあるように後でお金を請求されるようなことは決してありません。
このようなサービスが無料で出来るのは、ハウスメーカー・工務店がダーウィンシステム株式会社に対して広告料を払っているからです。
ハウスメーカー・工務店の立場からすれば信頼度の高いダーウィンシステムに広告を依頼したほうが、自分達だけでお客様に売り込むよりも効率がよいためメリットがあります。
そのため、利用するお客様に対して無料でサービスを提供出来るのです。
しつこい勧誘・営業はなかったか
実際に「タウンライフ家づくり」を利用してみての結論は、「しつこい勧誘や営業は無かった」と言えます。
【結果】
資料請求をした7社のうち
・カタログ、間取りなどの資料が送られてきた7社中7社
・電話があった⇒7社中4社
・メールがあった⇒7社中3社
・家への訪問⇒7社中0社
電話があったのは4社ですが、どれもしつこい感じではなく、「他のハウスメーカーを検討しています」といったことをお伝えすると、「そうですか、ぜひ興味あればまた連絡下さい。」と言って、相手側からの電話は掛かってこなかったですね。
また、メールに関しても4社とも1回きりのメールだけで何度もメールを送ってくるようなことは無かったですね。
いきなり家へ訪問が来るようなことは全くなかったですね。(もしかしたら営業担当者にもよるのかもしれませんが。。。)
まとめ:完全無料なので利用する価値あり
実際に資料請求してみて感じたことをまとめますと
やはり、住宅展示場を1つずつ回るのはかなりの時間を要しますので、一括で資料請求が出来るというのはかなりのメリットですよね。
住宅展示場1軒あたり約2時間ほど拘束されます(経験談)ので、1日中展示場を回っても4軒程度が限界ですし、疲れるので少し興味があるハウスメーカーでも行くのをためらってしまいますよね。
時間を有効活用するために、まずは資料請求してみて、興味のあるハウスメーカー・工務店があれば話を聞きに行く。というのが理想だと思います。
無料ですので、まずは資料請求してみて、住宅展示場巡りをしてみてはいかがでしょうか。
【PR】タウンライフ家づくり