一条工務店の床暖房とは
一条工務店 床暖房の仕組み
一条工務店で採用している床暖房システムは「電気ヒートポンプ式全館床暖房システム」。
エアコンの室外機でお湯を作り、床下に敷き詰められた床暖房パネルに給湯し、お湯 を家中に循環させることで家全体を暖める仕組みです。
このお湯にはピンク色の「不凍液」もしくは「水道水」(透明)が使用されています。
床暖房使用前に不凍液の補充が必要
一条工務店の床暖房システムに使用されている不凍液は、毎年少しずつ減っていくため減った分の不凍液(もしくは水道水)を補充する必要があります。
この不凍液が減ってくると床暖房システムにエラーが生じてシステムが停止したり、床暖房性能が低下したりします。
必ず床暖房をONする前に不凍液の量を確認しましょう
不凍液の補充が必要な症状
床暖房と連動しているエアコンに下記コードが表示されます。
・「LL」:警告(不凍液の減り始めを伝える)
・「EL」:エラー(不凍液不足のため本体が停止)
不凍液の補充方法(電気ヒートポンプ式)
不凍液の補充方法についてはこちらの「一条工務店「床暖房」メンテナンス方法、ランニングコスト(維持費)まとめ!」の記事に詳細を載せています。
床暖房稼働開始時のポイント
床暖房は急速運転に不向きのため、稼働開始から約二日間は家全体が温まりにくいです。
家が冷え切っている状態から使用する場合は、家が温まるまで設定温度を高めにしておくとスムーズに家全体を暖めることができます。
設定温度を35℃〜40℃で24時間連続運転を行うと家全体が温まってきます。
そこから室内温度が22℃〜24℃程度の快適な温度になるように微調整していきましょう。
※一条工務店の床暖房の設定温度は、室内の設定温度ではなく「床を流れている不凍液の設定温度」。それゆえに快適な室内温度を保つのが少し難しいです。試行錯誤しながら自分の家にあった快適な設定温度を見つけましょう。
床暖房を使わない時期の注意点
コンセントは抜かない
床暖房を使用しない期間であっても、床暖房システムに関連するエアコンとヘッダーボックス内の電源コンセントは抜いてはいけません。
〈エアコンコンセント〉
〈ヘッダーボックス内コンセント〉
ヘッダーボックス内、右上にコンセントあり
〈コンセントを抜いてはいけない理由〉
長期間運転を停止する場合、建物の高低差により、配管内に空隙が増え、次のシーズンの運転開始時に動作不良になることを防止するために、オフシーズンでも自動的に不凍液の循環をする機能があります。
室内機から電源を取っているため、室内機のコンセントは抜かないでください。
(メンテナンスマニュアルに記載あり)
節電のためコンセントを抜きたい場合の注意点
節電のためコンセントを抜きたいという場合は、ヘッダーボックス内の元栓を必ず閉めてください。
元栓を閉めることで配管内の空隙ができるのを抑えることができ次のシーズン開始時の動作不良を防ぐことができます。
ただし節電できる電気代はほんのわずかなものになるので、節電だけのためにコンセントを抜くことはお勧めできません。
床暖房の「床」に関する注意点
カーペット・ラグは床暖房対応のものを
カーペットやラグを敷くと、床から上がる熱気流が遮られ、床暖房の性能が十分に発揮されなくなります。
またカーペットラグ自体が色褪せてしまったり、伸び縮みが発生してしまったりと寿命が短くなります。
床暖房対応のおしゃれなラグもネットでたくさん見つけることができますので探してみましょう。
床面にはピンなどを刺す事はしないように
床下には細かく床暖房用の温水パイプが張り巡らされています。
フローリングはもちろんですが、畳の上にゴザなどを敷く場合にも、画びょうやピンを刺さないようにしてください。
また、ヘッダーボックス上の壁にも床暖房のパイプが走っています。
画びょうやピンは刺さないようにしましょう。
重量物を置く場合は緩衝材を敷く
ピアノなどの重量物を置く場合は、1点に重さが集中すると床の下の床暖房パイプに負荷がかかってしまい故障の原因となります。
インシュレーターなど荷重を分散させることができるような緩衝材を敷くようにしましょう。
珪藻土マットは使用不可
珪藻土バスマットはどの商品も基本的に床暖房使用不可。
床暖房の熱で珪藻土マットが反り返ってしまい、使い物にならなくなります。
もし使用する際は常に床に敷くのをやめ、壁に立てかけるようにしておくと良いでしょう。
※一条工務店の床暖房に珪藻土マットを敷き続けた方がいましたが、多少反りが出たぐらいで普通に使用できたという報告もありますので、使いたければ自己責任で使用しましょう。
まとめ
一条工務店 床暖房システムの使用上の注意点について紹介しましたが、最後にまとめておきます。
〈注意点まとめ〉
・毎年シーズン前に「不凍液」を補充する
・床暖房稼働時は高めの設定温度で
・エアコン、ヘッダーボックス内の電源コンセントは抜かない
・床に画びょう、ピンは刺さない
・床暖房対応のカーペット、ラグを使用すること
・重量物を置く際は緩衝材を置く
・珪藻土マットは使用不可
床暖房生活で思わぬトラブル発生しないよう、床暖房を使用する前にこの記事を一読しておきましょう。
一条工務店の床暖房を採用するか迷っている方は是非前向きに検討してみてください。
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