皆さん、マイホームを建てるとき外壁は気にされていますか?私は2016年に一条工務店「i-smart」で家を建てましたが、外壁はハイドロテクトタイルという外壁を採用しました。このタイルは特殊コーティングのおかげで「汚れにくい」ことが特徴のタイルなのですが、今回の記事ではハイドロテクトタイルのメリット・デメリットや、メンテナンス費用、家を建ててから3年後の汚れ方について述べていきたいと思います。
一条工務店 外壁ハイドロテクトタイルとは
セルフクリーニングの原理
カラーバリエーション
カラーバリエーションは全部で5種類あります。
・ホワイト
・ピンク
・オレンジ
・ブラウン
・ブラック
上の5種類のうち、全面1種類だけにするか、外壁の好きな部分に2種類を使うかを選択することが出来ます。
私はブラウン×ホワイトの2種類を選びました。
エクステリア・外構についての記事はこちらです。ぜひとも見ていってください。
メリット
メンテナンス費用がお得
住宅は毎日厳しい日差し、温度変化、雨・風にさらされるため、必ず外壁のメンテナンスが必要になります。一般的なサイディング外壁においては、10年間で約100万円程のメンテナンス費用が掛かると言われています。内訳は外壁の再塗装や、部分的なシーリングやり直しですね。
更に30年後にはサイディングの貼り替えを行わなければならなかったり、全シーリング補修などで約400万円ものメンテナンス費用が掛かってきます。
しかし、外部の環境に強い全面タイル貼りであれば、30年後の全シーリング貼り替えのみのメンテナンス費用だけで良いとされています。
一条工務店の説明によると、一般的なサイディングと比較して、全面タイル貼りは、「50年間で約600万円のランニングコスト節約になる」ということです。
※さすがに現在の住宅において、ここまで大きな差は出ないとは思いますが、環境や施工のやり方によってはあり得ると考えています。
水、寒さに強い
一条工務店に使われているタイルは「磁器質タイル」といわれるもので、吸水率が3%以下の高級の部類となります。
公表されていませんが、一条工務店で使われているタイルは約1%程度ではないかと考えられます。
タイルの品質で吸水率は非常に重要です。吸水率が低いほど雨などの水分を含まず高級なものとなります。
水分を含んだまま凍結すると、タイルに入り込んだ水が膨張し、亀裂や破損の原因となるため、特に寒冷地では寒さに強い磁器質タイルが必須というわけです。
キズに強い
タイルは高い硬度を持っているため、簡単には傷付きません。
約1300℃で焼き固められているため、他の外壁材と比較して、物をぶつけたりしても傷が付きにくいようになっています。
また、風で飛んできた砂に擦られたり、台風の際には大きなものが飛んできて壁に当たるかもしれません。長く生活する上で、直接外気にさらされている外壁材は重要というわけです。
汚れに強い
タイル表面に塗られる釉薬(うわぐすり)が施されたタイルを「施釉タイル」、施されていないタイルを「無釉タイル」と呼びますが、一条工務店のタイルは釉薬が施された「施釉タイル」です。
釉薬は焼き上げられた際にガラス質の皮膜となり、ツルツルとした美しい外観と、汚れを防ぐ働きをします。
変色に強い
天然素材を原料とするタイルは変色に対して非常強い性質を持ちます。
強い日差しや雨・風にさらされてもほとんど変色しません。
一条工務店の資料によると、一般アクリル系塗装、アクリルウレタン塗装と比較して、タイルはほとんど経年による色変化がなく、色あせしません。
色あせていると古い印象を受けますし、なるべく新築に見えるほうが良いですよね。(色褪せている感じが好きな方は別です)
劣化しにくい
サイディングや外壁塗装と比較して、ハイドロテクトタイルは酸性雨などの影響を受けにくい性質があります。
酸やアルカリの影響を最小限に抑えて劣化しにくいと言われています。
デメリット
初期費用が掛かる
デメリットはやはり初期費用が掛かることではないでしょうか。
外壁だけですと一般的なサイディングでは約150万円、タイル貼りだと倍の約300万円掛かると言われています。
ただし、一条工務店i-smartであれば「ハイドロテクト外壁全面貼り」キャンペーンで、1坪当たり10,000円(2017年3月〜)で導入することができ、他のハウスメーカーよりもかなり安くタイル貼りを実現することが出来ます。
※私の家を建てた2016年当時は7,000円/坪でした。
私の家は施工面積が31坪でしたので、31坪×7,000円≒219,100円でハイドロテクトタイル全面貼りを付けることが出来ました。
種類が少なく外観がかぶる
ハイドロテクトタイルを採用するにあたって、これが一番のデメリットではないでしょうか。
一条工務店のハイドロテクトタイルは色が5種類しかありません。そのうち1種類にするか2種類にするかは決められますが、選べる組み合わせとしては1色5パターン、2色10パターンの合計15パターンしかありません。
その中でも、ブラックとブラウンの2つを選択する方は少ないと思われるので必然的に他の方と外観が同じようになってしまいます。
経年劣化の様子(3年経過後の汚れ)
住み始めてから3年経過後の外壁の様子です。
3年間、一度たりとも水を掛けたり、外壁を掃除したことはありませんが、汚れていないことがわかると思います。
私の家の周辺には、同時期の建売住宅がいくつか経っていますが、外壁は茶色に汚れているところと、恐らく外壁にコケがうっすらと生えていて家全体が薄い緑色になっています。
コケは高圧洗浄機などで除去出来るのでしょうが、わざわざ手の届かない家の高いところに足場を組んで高圧洗浄するなんてことはしませんよね。
3年間放置し続けてこれだけキレイであるのはかなり嬉しいです。
外壁ハイドロテクトタイルの耐震性について
ハイドロテクトタイルの耐震性についてですが、セメダイン社と共同の接着法によってかなり強いものになっています。
詳しくは別記事でまとめていますので読んでみて下さい。
しかし、下の記事にあるように、家を建ててから4年後、我が家のハイドロテクトタイルが剥がれてしまいした。やはり施工のやり方次第では剥がれることもあるようですね。
まとめ
性能面、メンテナンス費用などのコストパフォーマンスを考えるのであれば全面ハイドロテクトタイルは絶対に採用すべきだと断言します。
ハウスメーカーの営業から「汚れにくい」との説明を受けていましたが、やはり実際に住んでみるまで半信半疑でした。ただ、3年経過した我が家の外壁の状態を見る限り、汚れにくいことは間違いなさそうですね。
ハイドロテクトタイルの外観については高級感あるデザインだと思いますが、カラーバリエーションが少なく、誰がみても「一条工務店i-smartだ!」と分かるのは、つまらないと感じる方も多いかもしれませんので、家族で話し合う必要があるかもしれませんね。
これから家を建てる方の参考になればと思います。
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