- 一条工務店の床暖房とは
- 不凍液の毎年のメンテナンス(不凍液補充)
- 10年に一度のメンテナンス(不凍液交換)
- 配管設備のメンテナンス
- エアコン室外機のメンテナンス費用・故障について
- 月々の電気代
- まとめ
- 理想の注文住宅を手に入れる方法
一条工務店の床暖房とは
一条工務店 床暖房の仕組み
一条工務店で採用している床暖房システムは「電気ヒートポンプ式全館床暖房システム」。
エアコンの室外機でお湯を作り、床下に敷き詰められた床暖房パネルに給湯し、お湯 を家中に循環させることで家全体を暖める仕組みです。
このお湯にはピンク色の「不凍液」もしくは「水道水」(透明)が使用されています。
不凍液の毎年のメンテナンス(不凍液補充)
一条工務店の床暖房システムに使用されている不凍液は、毎年少しずつ減っていくため減った分の不凍液(もしくは水道水)を補充する必要があります。
この不凍液が減ってくると床暖房システムにエラーが生じてシステムが停止したり、床暖房性能が低下したりしますので必ず床暖房をONする前に不凍液の量を確認しましょう。
不凍液の補充方法
不凍液(水道水)を補充する場所は、床暖房システムとして最初からついているRayエアコンの室外機。
室外機の上に給水タンクのカバーが付いています。
給水タンクカバーはプラスドライバーを使って簡単に外れます。
カバーを外すと中にキャップがありますのでこれを左側(反時計回り)に回すとキャップが外れます。
キャップを開けたら中身を確認し「不凍液の水面が見えなければ補充が必要」と判断します。
使用する不凍液はプロピレングリコール熱媒液(ショウブラインM-37)。家の引き渡し時に余った不凍液を数リットルもらえます。
1年間で補充する不凍液の量
私の家(平屋32坪)では、年に1階床暖房を使用する前に不凍液の量を確認し必要な分を補充しています。
我が家での4年間の不凍液の補充量は
・1年経過後:約600ml
・2年経過後:約300ml
・3年経過後:約200ml
・4年経過後:約50ml
不凍液の補充量が年々減少していますね。
理由はわかりませんが、通常は不凍液はそんなに減るものではありませんね。
5年経過した今も家の引き渡しの際に頂いた余った不凍液があるので新しく購入はしていません。
不凍液補充に掛かるランニングコスト
私の家の実績から見るとほとんど補充は不要だったのですが、
他の方のブログを見ると、1年間で1〜2リットル程度減っている場合もあるようですので、ランニングコストとしては多く見積もって年間300〜500円程度です。
不凍液の購入方法
補充する不凍液が無くなった場合は以下二つの方法で購入可能です。
①一条工務店「住まいのサポートアプリ」で購入する
10年に一度のメンテナンス(不凍液交換)
一条工務店のメンテナンスマニュアルにも記載されておりますが、不凍液は10年を今すぐ交換が必要です。
赤色の不凍液が茶色に変色してきたら交換のサイン。
交換は業者にて行いますので、一条工務店サポートセンターに問い合わせる必要があります。
不凍液交換に掛かるコスト
交換費用の目安は40坪程度の建物の場合、新しい不凍液の費用、古い不凍液の廃棄処分費用、交換作業費用を含んで「約5万円」。(最初から水道水を使用している場合は、交換の必要なく水道水を補充してあげるだけで問題ありません。)
〈内訳〉
・新しい不凍液の費用:1.5〜2万円
・古い不凍液の廃棄処分費用:約1万円
・交換作業費用:約2万円
一般的な広さの家(30坪〜40坪)に必要となる不凍液は約60〜80リットルとのことですので、一箱あたりの20リットル5000円の不凍液を3〜4箱必要となります。
配管設備のメンテナンス
基本的には「メンテナンス不要・交換不要」。
配管には「架橋ポリエチレン管」という材質が使用されており優れた耐熱性・耐衝撃性を持ち、50年以上の耐久性があります。
<架橋ポリエチレン管の特徴>
・耐寒性、耐熱性がある(0~95℃)
・耐食性に優れている(サビの心配なし)
・継ぎ目がないため液漏れしない
また、一条工務店は設計段階から全館床暖房の配管を計画しているため、耐久性の弱点となる継ぎ目のない配管設備になっており、液漏れなどのトラブルがありません。
〈注意点〉
配管系統のトラブルはほとんどないのですが、床暖房配管が床下に張り巡らされているため、床に釘やビスを打ったりその他ダメージがあるような使い方は厳禁。
一条工務店メンテナンスマニュアルにも記載されていますので覚えておきましょう。
エアコン室外機のメンテナンス費用・故障について
一条工務店 床暖房システムはエアコンの室外機で床に流す不凍液を温める仕組み。
エアコンの室外機が故障すれば当然床暖房システムも止まってしまいます。
エアコン室外機のメンテナンス頻度
エアコン室外機のメンテナンスは、基本的には不要。(室外機のファンの部分に入り込んだゴミなどがある場合は除去が必要です。)
エアコン室外機の故障
エアコン室外機が故障する期間は一般的に平均13年程度といわれています。
室外機にゴミが入り込んでの故障や、電気系統の故障など様々ですが、ちょっとしたメンテナンスや少々の部品交換だけだと2〜5万円、室外機まるごとの交換ともなると本体価格の費用がかかります。
一条工務店の床暖房システムで使用している長府製作所のRAYエアコンを丸ごと交換する場合は、「約25万円〜30万円」の費用がかかります。(一条工務店の営業さんに確認済み。)
一条工務店の床暖房保証期間であれば無償で修理してもらうことができますが、保証期間を過ぎての故障の妻は手出しとなりますので修理費用を準備しておく必要がありますね。
月々の電気代
快適な全館床暖房ですが、月々のランニングコスト(電気代)が気になりますよね。
非常に高いイメージの全館床暖房ですが、実際に住み始めて月々の電気代を見てみると
電気代 月平均は11,231円(年間134,767円:4年平均)でした。
冬の期間(12月~2月)で見ると電気代 月平均は14,000円程度。
この金額、オール電化で床暖房以外の電気代も含まれていますので、実質の床暖房に掛かる電気代は更に安くなります。
1日当たりの電気料金で換算すると約400~500円/日という結果になりました。
一日約500円で、24時間全館床暖房、オール電化の快適な生活が手に入るということが言えます。(※家の広さや、家族構成、電気の使い方によってかなり変動するとは思いますので参考程度です。)
もちろんオール電化ですのでガス代、灯油代は不要ですので、この料金であれば安いと思います。
まとめ
一条工務店 床暖房システムのメンテナンス方法、ランニングコストについてまとめると以下の通り。
〈メンテナンス方法〉
・毎年シーズン前に「不凍液」を補充する
・10年に一度、「不凍液」を入れ替え(業者に依頼)
その他は特に不要。
〈ランニングコスト(維持費)〉
・毎年の「不凍液補充」:年間300〜500円
・10年に一度「不凍液交換」:約5万円
・エアコン室外機故障:約30万円(故障のタイミングで交換)
・月々の電気代が非常に安い(月1)
床暖房を採用するのにはもちろん多少のメンテナンスとコストは掛かりますが、それほど大変ではありません。床暖房を採用しなくてもエアコン等の維持費はかかる訳ですから、全館床暖房の恩恵のほうが遥かに大きいと感じます。
一条工務店の床暖房を採用するか迷っている方は是非前向きに検討してみてください。
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