最近の住宅は様々な快適設備や装備があり、その中の一つがスイッチのオンオフを自動で行なってくれる人感センサー付きの照明です。
マイホームは基本的には何十年も住むものですし、スイッチ一つの動作であっても1日に何度も行うものですので、その動作したいをなくすということは非常に快適な生活を送ることができます。
本記事では生活を楽にするために「人感センサー」のメリットとデメリット、私が玄関・廊下に採用した人感センサーについて紹介します。
人感センサーとは
人の動きを感知してスイッチを自動点灯/消灯するスイッチを「人体感知センサー」といいます。
わざわざスイッチを付ける手間をなくすことが出来るので、玄関や廊下、階段、トイレなど、人の往来がある場所に向いています。
反対に長時間人がいるようなリビングや各部屋では、人の動きがなくなると照明が消えてしまうため不向きです。
人感センサーの仕組み
人感センサーは主に「赤外線」を利用した赤外線センサーです。
人に見えない波長の長い光を「赤外線」といいますが、赤外線センサーは、赤外線を電気信号に変えて、照明に信号を送ってスイッチON/OFFする仕組みになっています。
どんな物体も赤外線を発しているのですが、物体の温度が高ければ高いほど赤外線を出す量は多くなります。
この性質を利用し、人が通り過ぎる時に人の動きを検知して、センサーとして利用したものが赤外線センサーです。
人感センサーのメリット
スイッチを押さなくても良い
スイッチを押さなくても近づくだけで照明をON出来る事が最大のメリットです。
以下のようなシチュエーションで人感センサーのメリットを感じることができます。
1.荷物で両手がふさがっている時
両手に荷物を持ってる時、スイッチを指で押すことが難しい状況は日常生活をしているとありますよね。
そんな時スイッチを肘で押さなければならなかったり、荷物を一度床に置かなければならなかったりと面倒なケースでも、人感センサーを採用していれば横切るだけで照明が自動で ON となりますので大変楽です。
2.小さな子供でも自動でスイッチが点灯
小さな子供がいる家庭では、子供がスイッチに手が届かず、自分一人で照明をつけられない。というケースがあります。
そんな小さな子供がいる場合でも、人感センサーを採用していれば子供が歩くだけで自動で照明をつけることができます。
3.暗い中でスイッチを探さなくても良い
手動でのスイッチで照明がついていない状態からスイッチをオンする場合、暗闇の中でスイッチを探す必要があり、照明をつけるのに手間取る場面も出てきます。
しかし人感センサーを採用していれば、そのエリアに入った瞬間照明がパッと点灯しますのでスイッチを探す手間が省けます。
消し忘れがなくなり電気代が安くなる
生活する上でうっかり照明を消し忘れることもあると思いますが、長時間つけっぱなしになった場合は余計な電気代がかかってきます。
人感センサーを採用した場合には、確実に照明の消し忘れを防止できるので、電気代の削減につながります。
うっかり照明の消し忘れが多い人ほど人感センサーを採用するメリットは大きいでしょう。
人感センサーのデメリット
初期投資がかかる
当然のことですが人感センサーを採用するには初期投資がかかります。
通常の手で押すタイプのスイッチですと、一箇所あたりの金額はかなり安いですが、人感センサーを採用すると一箇所あたり数千円×設置箇所となるので、数万円単位で設置費用が掛かります。
なるべく設置個数を減らせられれば良いですが、人の動きを感知するセンサーは範囲が限られているため、設置する空間の形、家の構造によっては複数箇所のセンサーを設置しなくてはならないこともあります。
待機電力を含めると電気代が少しだけかかる
メリットに「電気代が安くなる」と書いてあるのになぜ、「電気代が掛かる」かといいますと、人感センサーには待機電力が必要だからです。
人感センサーの待機電力は約1W程度ですから、電気代で月20円程度、年間240円程掛かります。(1kWh=27円で計算)
大した金額ではありませんが、多少は電気代が掛かるためデメリットとして紹介しました。
<関連記事>
人感センサー以外の照明スイッチの記事はこちらです。
我が家の玄関・廊下で採用した人感センサー
我が家では、Panasonicの「かってにスイッチ」という赤外線人感センサーを採用しています。
外玄関、内玄関、トイレ、廊下に設置していますが、設置する場所によって、タイマー付きのものであったり、遅れてスイッチが切れるものであったり少しずつ仕様が異なります。
それぞれの仕様について紹介していきたいと思います。
外玄関の人感センサー(WTK4431W)
外玄関に設置したのは「WTK4431」というPanasonicの人感センサーです。
特徴としては2つのモードがあります。
①人の動きや明るさなど(検知して照明をON、一定時間後にOFFにします。
②お出迎え点灯:あたりが暗くなると時刻まで、照明をONにできます。設定時間を過ぎると、人を検知して自動点灯するような機能です。
センサーのはたらき調整方法
こちらのセンサーの中に3つの調節つまみが内蔵されていて、調節することで照明を自動点灯させる明るさや、お出迎え照明の終了時刻、人感センサーが反応し、照明が点灯してから消灯するまでの時間を調節できます。
A.「お出迎え点灯」が開始されるまでの明るさ調節
明るさセンサー調節つまみを「明るめ」の方向に回すと、周囲の環境が明るい時にでも照明が点灯し、「暗め」の方向に回すと、周囲が暗くならないと照明が点灯しないようになります。
「切」を選択すると、「お出迎え点灯」をしなくなるため、人が玄関に近づいた時のみ、照明が点灯するようになります。
B.「お出迎え点灯」が終わる時間の設定
お出迎え時間調節つまみを「朝まで」にする事で、周囲が明るくなる時間まで照明を点灯し続けます。
反対の方向に回すと、お出迎え点灯が作動してから終了するまでの時間を短く出来ます。
C.動作保持時間調節つまみ
人の動きを検知してから照明が点灯し、「ON」している時間の長さを変えることができます。
設定時間が短いと、何度も玄関を出入りした場合、頻繁に照明を点滅させることになるため、ランプの寿命が短くなってしまいます。
人感センサーの検知範囲
検知範囲は、下の図にあるようにセンサーが取り付けられている天井の高さが高い程、検知範囲が広くなります。
例えば天井の高さが2.7mだと、検知範囲はφ2.8m程度です。
また、付属の専用フードを取り付けることにより検知範囲を狭くすることが出来ます。私の家では採用していませんが、玄関が道路沿いにあるような場合は検知範囲を絞っておくことで通行人による無駄な照明の点灯を防ぐことも出来ますね。
内玄関の人感センサー(WTK1411W)
内玄関に設置したのは「WTK1411」というPanasonicの人感センサーです。
右側のスイッチが人感センサー「WTK1411W」です。
周囲の環境が暗くなった状態で人の動きを検知すると照明が自動点灯します。また、一定時間経過すると自動消灯するといったセンサーです。
玄関に入るときは両手がふさがっている状況もよくありますので、人感センサーをつけたことで、毎回スイッチ操作をする必要がなくなり大変便利です。
センサーのはたらき調整方法
人感センサーのフタを開けると「明るさセンサー」「検知後の作動時間」の2つを調節できるつまみがあります。
詳細は上記「外玄関の人感センサー」で紹介した操作方法と同じです。
人感センサーの検知範囲
人感センサーの有効検知距離は約3m。下の図のように放射状になっていて、水平方向にはかなりの広がりがありますが、垂直方向にはあまり広がっていないため、高低差のある階段などに設置する場合は、センサーを設置する場所に注意が必要です。
また、センサーに付いている「検知範囲制御カバー」をスライドさせることによって、検知範囲を絞ることが出来ます。
「この位置に人が来ても照明を付けたくない」といった場所があれば、検知範囲を絞ることが出来ますね。
廊下のセンサースイッチ(WTK1411/WTK1911)
廊下も、玄関同様にパナソニックの「かってにスイッチ」を2カ所採用しています。
廊下に設置したのは「WTK1411(親機)」「WTK1911(子機)」というPanasonicの人感センサーです。
基本的に内玄関に設置している「かってにスイッチ」と同じような仕様となっていますが、親機と子機を連結できます。
廊下を通る際にいちいちスイッチを押す手間がないため、かなり便利です。
特に平屋では、子供がおもちゃの置いてある子供部屋とリビングを往復することがかなり多いため、消し忘れのないセンサー付きスイッチは大変助かります。
私の家では、廊下の照明とセンサーを付ける位置を失敗してしまいました。
失敗に関する記事はこちらですので、参考にしてみて下さい。
まとめ
玄関・廊下に採用する人感センサーのメリット・デメリットを紹介していきましたが、参考になったでしょうか。人感センサーを採用したことで毎日のちょっとしたストレスが軽減され、かなり便利な生活を送ることができています。イニシャルコストは多少かかりますが、数十年間毎日のスイッチ動作を無くせることを考えると採用すべきだと私は考えています。
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