毎日家族全員が数回利用するトイレ。
人感センサーの採用を考えていて、後付けにするか、最初から付けておくか考えている方も多いと思いますが、最初から付けておくと照明と換気扇が連動するように出来るので大変便利です。
今回はトイレの「人感センサー」を最初から採用した場合のメリットとデメリット、我が家でトイレに採用したPanasonicの人感センサーについて紹介します。
- 人感センサーとは
- トイレに人感センサーを採用する場合のメリット
- トイレに人感センサーを採用する場合のデメリット
- 我が家のトイレで採用した人感センサー
- 人感センサーの後付け
- まとめ
- 理想の注文住宅を手に入れる方法
人感センサーとは
人の動きを感知してスイッチを自動点灯/消灯するスイッチを「人体感知センサー」といいます。
赤外線センサーの仕組みについては「リンク」の記事で紹介していますので参考にしてみて下さい。
トイレの人感センサーは、玄関や廊下の
照明センサーと持っている機能が少し違い、照明と換気扇を別々に制御する回路が組み込まれています。(詳しくは後述)
トイレに人感センサーを採用する場合のメリット
照明・換気扇スイッチを押さなくても良い
スイッチを押さなくてもトイレに入るだけで照明と換気扇をON出来る事が最大のメリットです。
トイレ用の人感センサー付スイッチは、照明と換気扇の2回路につながっており、人を感知すると照明と換気扇どちらも作動させることができます。
トイレに入るたびに照明のスイッチをON、換気扇のスイッチをON。。。というような面倒な動作をしなくても良くなるというメリットがあります。
また、毎回換気扇のスイッチON/OFFするのが面倒で、換気扇をつけっぱなしの方もいらっしゃると思いますが、換気扇をつけっぱなしにしておくと家の気密性が失われ、快適な生活ができなくなります。
それに比べてトイレに人感センサーをつけた場合だと、トイレに入るたびに換気扇が作動し、一定時間経過すると換気扇が止まるため必要以上に外の空気が入れ替わることも無くなります。
スイッチを触る必要がないため衛生的
トイレは家族や来客者と共同で使用するため、だれかが感染症に掛かっていて、トイレの照明スイッチを触れた場合、その後にスイッチを触れた別の人に感染症がうつる可能性があります。
その点、人感センサー付きのトイレであれば、照明のスイッチを触る必要がないため、スイッチを伝っての感染症などが広がるリスクがなくなります。
照明・換気扇の消し忘れがなくなり電気代が安くなる
照明をうっかり消し忘れたり、換気扇を毎回消すのが面倒だからと換気扇を長時間つけっぱなしになった場合は余計な電気代がかかってきます。
人感センサーを採用した場合には、確実に照明の消し忘れを防止できるので、電気代の削減につながります。
他人の照明の消し忘れによるストレスがなくなる
自分は消し忘れしないように気を付けていても、家族の誰かが消し忘れることもあり、そのたびにストレスを感じる方もいると思います。
特にこどものいる家庭は、子供がうっかり照明を消し忘れるたびに叱らなくてはならないこともあり、ストレスの原因になることもあります。(私は子供のころ、うっかり消し忘れて怒られていた経験があります。)
自分が生活のストレスを感じないようにするためにも、採用するメリットはありますね。
トイレに人感センサーを採用する場合のデメリット
初期投資がかかる
これはこちらの記事でも書いた内容になりますが、人感センサーを採用するにはイニシャルコストがかかります。
通常の手で押すタイプのスイッチですと、一箇所あたりの金額はかなり安いですが、人感センサーを採用すると一箇所あたり数千円~1万円程度掛かるので、 少しでもイニシャルコストを下げたい人は考えなくてはなりません。
長時間じっとしていると照明が消えてしまう
人感センサーを採用している場合、人を検知してから一定時間、人の動きを感知しないと自動的に照明が切れるようになっています。
トイレの中で本を読んだり、スマホを操作したりして長時間過ごす人は、一定時間経過すると照明が勝手に消えてしまいます。そのたび頭を振ってみたり、手を動かしてみたりして照明を点灯させた経験がある方もかなりいるのではないでしょうか。
長時間トイレで過ごす習慣のある方には不向きですね。
<関連記事>
我が家のトイレで採用した人感センサー
我が家では、トイレの中にPanasonicの「かってにスイッチ」(WTK1614W)という赤外線人感センサーを採用しています。新築一戸建てですとPanasonicのこちらの製品を検討している方も多いのではないでしょうか。
作動と各種調節機能について紹介していきます。
人感センサーの作動
このセンサーは照明と換気扇を同時に制御する仕様となっています。
周囲が暗いとき、トイレの中に入ると照明と換気扇を同時にONして、トイレから出ると照明が消灯、さらに遅れて換気扇がOFFとなります。
また、周囲が明るいときはトイレに入ると照明は点灯せず、換気扇だけがONとなり、トイレを退出すると換気扇がOFFとなります。
(換気扇の作動し始めるタイミングは、「トイレ入室時に作動」か「トイレ入室時停止、退出後作動開始」の2パターンを選択することが出来ます。)
各種設定方法
照明の連続点灯・消灯・自動切替
スイッチを操作することで3モードを切り替えることができます
・「切」:常時消灯
・「自動」:自動で点灯、消灯
・「連続入」:常時点灯
センサー照明をつけているのであればなかなかこのスイッチでモードを切り替えることは少ないと思いますが、トイレの中で長時間作業をする際(トイレの掃除など)に照明を常時付けておくため必要なスイッチです。
換気扇の動作設定
換気扇は、スイッチを切り替えることによって「トイレ入室時に作動」か「トイレ入室時停止、退出後作動開始」の2パターンを選択することが出来ます。
換気扇が作動していると外の空気がトイレに入ってくるため、冬は寒くなります。その場合、「退出後作動開始」を選択しておくと、トイレに入っている間は換気扇は作動しないため外の空気が流れ込まず寒くありません。
また、トイレ退出後、しばらく換気扇は作動しますが、換気扇がOFFになるまでの時間を設定できます。
設定できる時間は「5分」「10分」「15分」「30分」の4段階です。
また、停止させたい場合は「切」、連続動作させる場合は「連続入」を選択出来ます。
照明点灯時間の調整
人感センサーで人を感知してから、照明が点灯している時間を変更できます。
設定時間は「10秒」〜「30分」まで変更可能です。
長時間トイレにこもる家族がいる方は長めに設定すると良いでしょう。
明るさセンサーの調整
センサーが働く周囲の明るさを調整出来ます。
周囲が明るいときに照明を作動させたいときは「明るめ」、周囲がそこそこ暗くなってからしか作動させたくない場合は「暗め」の方向につまみを回す事で設定出来ます。
人感センサーの検知範囲
検知範囲は、下の図にあるようにセンサーが取り付けられている位置から下向き30°を中心に放射状に広がっており、水平方向では約160°ありますので一般的なトイレの広さではほとんどのエリアをカバーできます。
人感センサーの後付け
トイレの照明の人感センサーは後付けすることも可能です。
各社から様々なタイプの後付け人感センサー付き電球が出ています。
後付けではなく、最初から設置しておくメリットは、照明と換気扇が連動できるという点です。
照明だけなら後付け電球だけでも良いのかもしれませんが、換気扇と連動できることを考えると最初から人感センサー付きの照明にしておいた方が良いのかもしれません。
まとめ
トイレに採用する人感センサーのメリット・デメリットを紹介していきましたが、私は実際に採用してみてメリットの方がかなり大きいと感じています。そこまで大きな金額ではないですし、毎日の生活の中でのストレスを軽減出来るので、本当に快適です。
〈関連記事〉
同じく人感センサーに関する記事はこちらです。玄関と廊下の人感センサーのメリット・デメリットについて書いています。
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