我が家のトイレの仕様
後悔したポイントを紹介する前に我が家のトイレの仕様について記述します。
平屋であり、トイレは1つ
私の家は平屋ですが、トイレの数は1つだけになります。2階建てですとトイレは1階に1つ、2階に1つで計2つというのが一般的ですが、平屋の場合は1つで十分です。一条工務店の営業さんに話を聞くと、平屋で2つのトイレを付ける家庭もあるようですが、よっぽどの理由がない限りは不要だと思います。
トイレに窓を設置
我が家のトイレは、玄関を入ってすぐの廊下に配置してあり来客があっても使いやすいようにしています。また、北側にトイレを配置し、窓を付けています。
トイレに窓を付けた理由としては「採光」と「換気」のためです。トイレは一般的に狭い空間ですし、どうしても閉塞感があり暗くなりがちですが、窓を付けて光を取り入れることで多少の開放感が出ます。また、水廻りで湿気がこもりますし、うまく換気が出来ていなければ嫌な臭いもこもります。そのため家を建てる際は窓を付けることのメリットの方がかなり大きいと思い、トイレに窓を設置しました。
その他の詳細(トイレの詳細仕様、間取り、トイレ収納)についてはこちらの記事に書いていますので参考にして下さい。
トイレに窓を付けてみて分かったこと
1.トイレの窓があることで断熱性が損なわれる
一条工務店i-smartの窓は「トリプルガラス」になっており、かなりの断熱性を誇ります。しかし、やはり冬はトイレの窓があることで、多少なりとも冷気が入り込んできます。その結果、床暖房をONにする季節(10月〜3月)は冷気を遮断するために「ハニカムシェード」を常に降ろしています。
〈一条工務店ハニカムシェード>
出典:http://www.ichijo.co.jp/technology/d_energy/sash/index.html
ハニカム構造(ハチの巣構造)のロールスクリーンで、断熱・遮光の効果があります。オプション各窓10,000円で自動開閉モータを付ける事が出来ます。
ハニカムシェードを常に下ろしておく事で、冷気はかなり入って来なくなり、床暖房も効率よく効きます。
私の家では上の写真のようにほとんどの季節でハニカムシェードを下ろした状態にしています。しかし、ハニカムシェードを常に下ろしておくなら、トイレの窓、、、要らないですよね。
2.トイレの換気は換気扇で十分
トイレの嫌な臭いがイヤなので、窓を開けて換気をする。というのが従来の一般的な考え方です。しかし、最近のトイレの換気扇はセンサー式のものも多くなり、トイレに入ると換気扇が回るようになっています。実際、私の家ではPanasonicの「かってにスイッチ」を採用しており、トイレに入った際、自動でセンサーで人を感知して勝手に照明を点灯&換気扇をONにしてくれます。
換気扇をOFFにする時間(照明が消えてから換気扇を止めるまでの時間)も自由に設定出来ます。このシステムのおかげで「窓を開けて換気をする」ということをしなくてもトイレの臭いがこもるということもなく、快適に過ごせています。
また、換気をすることで空気の入れ替えをするということはせっかくの空調の効率が悪くなってしまいます。トイレの換気は換気扇だけで十分ですね。
3.トイレは照明の明るさだけで十分
4.防犯上トイレの窓は開けない方がいい
トイレの窓を開けてしまうと、外出する際に閉じるのを忘れることがよくあります。リビングなどの大きな窓はチェック忘れることは少ないのですが、なぜかトイレのような小さな窓だと油断してしまいがちです。「面格子の付いている家であれば大丈夫。」と考える方もいるようですが、実際は気休め程度で、泥棒は面格子など簡単に外せてしまいます。そのため防犯の観点からいうと窓は開けない方が望ましいのです。私の家では上記のような防犯上の理由から窓を開けなくなりました。
まとめ
実際にトイレに窓を付けた家に住んでみて分かったことは、「トイレに窓は不要」ということです。もちろん窓を付けるメリットもありますが、今回紹介したようなデメリットもあることも事実ですので、家造りでの失敗(後悔)ポイントだったと思います。人生で2回も新築マイホームを建てることはないと思いますが、もし次回家を建てるのであればトイレに窓は付けないと思います。これから家を建てる方には、「トイレに窓があるのは普通だ」という感覚を捨て、色んな方のブログを参考にして「本当にトイレに窓は必要か」と考えてみることをおすすめします。
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