私は2016年3月に一条工務店で家を建てました。「オプションを付けなくても住める家」を売り文句にしている一条工務店ですが、快適な生活を送るにはオプションの装備を付ける必要があります。私が採用したオプションの中でも間違いなく一番良かったお思えるオプションが「UBキーガル(アーチハンドル)」です。約3年間住んでみて、一つも後悔したことがなく、快適な生活を送れています。今回は「UBキーガル(アーチハンドル)」とは何か、オススメの理由、使い勝手を紹介していきたいと思います。
UBキーガル(アーチハンドル)とは
UBキーガルとは、「スマートキー」と呼ばれるもので、キーを持っている状態でボタンを押すだけで玄関の解錠、施錠が出来るものです。最近の自動車なんかには当たり前のように付いている機能です。
UBキーガルは一条工務店のオプション価格で¥60,000で付けることが出来ます。
・「UBキーガル」の「UB」とは、「Ubiquitus(ユビキタス)」と「Universal(ユニバーサル)」を合わせたもので、「いつでも、どこでも、ゆび一本で操作出来る」という意味が込められています。
UBキーガルの基本機能
キーを持っている状態で玄関ドアに付いている施錠・解錠のボタンを押せば、ブザー音とインジケータ(ライト)で施錠・解錠したことをお知らせしてくれます。
・施錠時:「ピー!」というブザー音1回とライトが緑色に点灯して、カギを施錠します。
・解錠時:「ピー!ピー!」というブザー音2回とライトが緑色に点滅します。
ワンアクション・ツーロック
1回のキーロック・アンロック操作で、上下のカギが同時に施錠・解錠される「ワンアクション・ツーロック」ですので、玄関扉のこじ開けに強くなっていますが、面倒な操作が要りません。
通常、玄関ドアは手動のカギが上下2つありますが、けっこう面倒なんですよね。。ちょっとした外出ならついつい「1つだけカギを掛けておけば問題ないや」となってしまい、結果的に防犯出来なくなってしまいます。
UBキーガルであれば面倒な操作は不要ですので簡単に、確実に「2ロック」出来ます。
作動範囲・作動条件
電波を使った認証システムになるので、キーを使用する際は、キーを持った状態で玄関ドアに近づく必要があります。
三協アルミさんのホームページでの説明を見ると「玄関ドアから2.5m以内のエリアで作動」と記載されています。実際にやってみた感じも、ほぼほぼ説明通りではないでしょうか。(0.8m以内にキーがあると検知しない場合があると書かれていますが、実際にはかなり近づいていても作動する印象です。)
また、キーに振動を与えないと電波を停止していますので、振動を与える必要があります。
とは言っても普通にバッグの中にリモコンキーを入れておけば多少の振動を与えることになるので、「ブンブン振り回す」ようなことは不要です。
<振動がないと電波を停止する仕様について>
振動がないと電波を止めてしまう仕様は、電池の消耗を抑えるためだと推測されます。また、常に電波が出ている状態だと、例えば玄関先に置いてあるキーの電波を第三者が増幅して、玄関のカギを解錠したり、暗号を読み取ったりする事が考えられるからだと推測されます。
※最近、高級車などの盗難で「リレーアタック」という手法がニュースで取り上げられました。スマートキーの電波を取得・増幅し、車のエンジンを掛けて盗むという手法ですが、この対策として家で使用するスマートキーでは電波を停止させているのだと考えられます。
UBキーガル(アーチハンドル)の防犯性について
電波を使ったシステムになるため、防犯について気になる方もいると思いますが、「防犯性は高い」と考えて大丈夫です。
ハイブリッド電波システム
UBキーガルは電波を使ったシステムですが、「玄関ドア」と「キー」が持っている認証コード(暗号)を照合し、同じコードであれば(認証OK)であればカギを解錠する仕組みです。認証コードは毎操作でコードを作り直す「ハイブリッド電波システム」を採用しています。
「固定コード」+「可変コード」の数十桁のコードで認証していますので、余程のことがない限り第三者がコード(暗号)を解くことは出来ません。
リロック機能
仮にカギを閉めようとしたのに、間違ってカギを開ける操作をしてしまった場合、「リロック機能」という誤操作防止の機能が付いています。カギを開ける操作をして、20秒間ドアが開かれなかった場合、「誤操作」と判定して一度空いたカギが自動で閉まります。安心ですよね。
また、ドアの外からピッキングにあった場合、上下一つのカギを回されてしまっても、20秒以内にもう一つのカギを回さなければ自動でロックが掛かります。ピッキングに対しての防犯性はかなり高いものになっていますので安心です。
UBキーガルの電池について
電子機器ですのでキーの中にはボタン電池が入っています。通常の使い方の範囲では、電池交換せずに約2年間作動します。また、キーの電池が切れる前に、ランプでお知らせしてくれます。
万が一外出時にキーの電池が切れた場合は?
万が一、外出中に電池が切れたらどうするのでしょうか。
キーの中には緊急用の「手動用キー(メカキー)」が入っています。玄関扉のところには鍵穴がありますので、メカキーを回す事でカギを開ける事が出来ます。万が一外出中に電池が切れても、家の中に入れない事はありませんよ。
手動用キーは最初から入っていないので注意
ハウスメーカーからキーを受け取った際、手動用キーが別になっており、下の写真のように樹脂製のダミーキーが収納されています。自分でキーの中に手動用キーを入れる必要があります。
別で準備されている手動用キーがありますので、家の引き渡しが終わったらまずは手動用キーを中に入れる作業をしましょう!
これで、万が一電池切れや故障などで電子キーが使えない状態でも手動用キーで施錠・解錠出来ます。
電池の交換方法
キーの電池の交換は1分も掛からず簡単に出来ます。使用するのは「CR2032」で、コンビニやスーパーなどでも売ってある一般的なものです。
キーの横に溝がありますので、コインやマイナスドライバーなどを溝に入れて回すとパカッと開きます。
電池が見えますので、指で交換するだけです。非常に簡単で、誰でも時間が掛からず交換出来ます。
UBアーチハンドルとは
UBアーチハンドルとは「UBキーガル」の機能をスタイリッシュな「アーチハンドル」に埋め込んだものです。
手動用キーを使用する際は、上部のパネルを引っ張れば簡単にパネルを外すことができ、カギ穴が現れます。普段は使うことはありませんが、緊急用として覚えておきましょう。
実際の使い勝手
家を建てて約3年間、UBキーガルを使用してきましたが、実際に使ってみて感じることを紹介します。
カギを取り出す手間要らずで快適
外出するときや外出から帰って来たときの
・①カギをバッグから取り出し→②カギを回す→③カギをバッグに入れる
という行動が
・①ボタンを押す
という一つの動作になったのはかなり便利です。
特に小さな子どもがいる家庭は、子どもを抱っこしていたり荷物が多かったりとカギを取り出す動作が非常に面倒ですが、UBキーガルであれば解消されます。
ブザー音が大きすぎる
UBキーガルで施錠・解錠した際、「ピー!!!!」というブザーが鳴るのですが、かなりの音量です。昼間は感じることはありませんが、夜中のブザー音は正直うるさいと感じるレベルです。ブザーの音量を調節できる機能があれば良いのですが、出来ないのでそこは改善点ではないかと思います。
ブザーの音を消すことは出来ないのですが1つだけ、ブザーの音を鳴らさずに施錠・解錠できる方法があります。
ブザーの音を鳴らさずに施錠・解錠できる方法>
上下2つのカギのうち、下のカギから施錠し、20秒以内に上のカギを手動で回すと電子ブザーを鳴らさずに施錠することが出来ます。夜中に帰ってきて子供などに気づかれたくないときは使えるかもしれない方法ですので試してみて下さい。
リモコンで遠隔操作出来る
UBキーガルの電子キーの側面には施錠・解錠のボタンが付いており、これを押すことで遠隔で玄関ドアの施錠・解錠が出来ます。
外出時に車に乗り込んだあと「家の玄関のカギを閉め忘れた」ということがよくありますが、このリモコンボタンを押せば離れた場所からロックを掛けることが出来ます。
わざわざ車を降りて玄関まで向かってカギを掛ける必要がなくなりますので大変便利が良いです。
室内用操作盤(追加オプション)は不要
UBキーガルの追加オプションで「室内用操作盤」というものがあります。この操作盤を付けることで、室内のインターホンの位置から相手の顔を確認した後、操作盤のボタンを押すことで施錠・解錠出来るというものです。(当時は¥13,000)
しかし、上で紹介した電子キーについているリモコンボタンをインターホンの近くに置いておけば遠隔操作でカギを操作出来ます。
私の家では写真のように、インターホンの近くのリモコンニッチに磁石で取り外せる電子キー置き場を付けており、こちらで玄関カギを操作出来るようにしています。わざわざ玄関まで行ってカギを開けるなんてことはしなくても良いですので大変便利です。
注意点は、家に保管する際、電子キーを玄関ドアから2.5m以上離すことです。
ほかのリモコンキーでの操作の反応が悪くなったり、電池消耗が早くなる可能性があるため、注意しておきましょう。
まとめ
今回は一条工務店オプションのUBキーガル(アーチハンドル)を紹介してきました。使い勝手としては言うことなしで、絶対につけた方が良いオプションだと感じています。UBキーガルで¥60,000(UBアーチハンドルだと¥70,000)という決して安いものではないように思う方もいると思いますが、今後の生活の快適さ・防犯性能を考えると安いものだと感じています。後付けも出来るようですが、かなり大掛かりなリフォームになりますし、費用ももっと掛かってきます。せっかく夢のマイホームを手に入れる機会ですのでぜひとも採用してみて下さい。
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