一軒家を建てる際、「いずれは子供たちのために自転車置き場が欲しいな」と考えていた私ですが、外構工事では費用を抑えるために最低限の工事しか行いませんでした。
子供達も成長して玄関先に自転車置き場が欲しいなと考えていたところ、コストコでたまたま自転車置き場として丁度良いサイズの物置を見つけました。
本記事ではコストコで購入した物置(ケター ダーウィン)の組み立てを自分でやってみましたので、その手順、方法を紹介したいと思います。
オシャレな自転車小屋・物置にしたい、設置に掛かる費用を少しでも減らしたい方、何でも自分でやってみようと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい。
コストコ物置「ケター(keter)」の台風対策記事はこちらです。
購入したコストコ物置「ケター ダーウィン」
- サイズ:外寸/約 横幅126×奥行183×高さ204cm
- ■材質:ポリプロピレン ネジ・強化柱:スチール ■重量:50kg ■カラー:ブラウン
- ■形式:組立式(組立推奨人数:大人2人以上)
自転車小屋(物置)を設置する場所
今回コストコの自転車小屋を設置する場所は玄関の横のこちらのスペースです。
もともと玄関周りは外構費用を最小限に抑えたために、 駐車スペースを含めてバラス(砕石)敷きになっていました。
このスペースにもともと自転車を置けるようなサイクルポート(自転車置き場)を自分で作ろうかと考えていましたが、真横に立水栓が設置されていることもありなかなか良いサイズのサイクルポートが見つかっていませんでしたので、家を建ててから丸5年間バラス敷きのままになっていました。
このスペースの角には余った砕石も積まれてありとても綺麗なスペースではなかったのですが今回コストコの物置を設置して綺麗な見栄えにしていきたいと思います。
組み立てDIYに必要な道具
・電動ドライバー
・ゴム手袋
・脚立
必要な道具としてはたったこれだけ。
基本的に、物置の組み立てはビス(スクリュー)を締めるだけですが、かなりの締付け箇所となるので電動ドライバーは必須です。
ゴム手袋は、金属部品の角で手を切る恐れがあるため、手を保護する目的と、重い部品を持つときに滑らなくなるため作業が楽になります。
コストコのケターは高さ約2mの背の高い物置ですので、天井の作業をする際に脚立は必須です。
コストコ ケター物置小屋のDIY手順紹介
1.コストコ物置の内容確認
コストコ店舗で購入し、店舗から直接車に乗せて自宅まで運んできました。
重量は約50 kg 、かなりの寸法のため一人で運ぶのが困難だったため大人3人がかりで運びました。
組み立ての説明書も付属していましたがきちんと日本語で書かれていますし、 わかりやすいイラストがついていますのでとても親切だと感じました。
(ネットの口コミを見ると、「説明書が日本語は書かれていない」とありましたが実際には日本語の説明でした。)
側面や天井のパネルはいくつか種類があります。組み立ての際に間違えないように、最初に種類ごとに分けておきましょう。
窓などの細かい部品についてはきちんと名称が書かれてあり間違えないような工夫がされていました。
2.基礎ブロックを並べる
物置を組み立てる前にブロックを並べて基礎を作る必要があります。
床の大きさが横幅126cm×奥行き183cmのため、床の大きさよりも少し大きめの基礎を作っていきます。
まずは佐伯石が敷いてあった箇所を水平にするためにコンクリートブロックを置く前に均しておきます。(後で水平は微調整するのでここはある程度で構いません。)
床の大体の広さ均し終えました。
この砕石の上にコンクリートブロックを置いていきます。必要なコンクリートブロックは30個。コンクリートブロック一つの大きさは190mm×390mmのため、
・横幅190×6=1,140
・奥行390×5=1,950
という計算になりますが、寸法が足りない分は少しだけ隙間を空けて基礎を作っていきます。
コンクリートブロックをホームセンターで購入してきました。1個約10kgあるので300kg分!
コンクリートブロックを並べていきます。
この時気を付けたいのは基礎部分の水平度です。少しでも傾いていると、物置の扉が閉まらなかったり、家の壁と平行ではなくなり見栄えが悪くなってしまいます。
高さやはゴムハンマーでブロックを叩いて地面に押し込むことで微調整します。
基礎部分終了です。
ここまでで一人作業で約1.5時間掛かりました。
ブロックを並べるだけなら大して時間は掛からないのですが、ブロック全体の高さを合わせながら水平にする事に時間が掛かりますね。
3.コストコ物置の床を設置する
基礎ができたら物置の床となる部分を設置していきます。
床となる部分はこの写真のような黒の樹脂板です。この物置は床材も含めて全て樹脂でできていますので、はっきり言って強度は全然ありません。
持ち上げた感じかなりのペラペラで、持ち上げると曲がってしまいます。
そのため基礎であるコンクリートブロックは隙間をあまりあげず設置しましょう。
床材は2枚ありますのでコンクリートブロック基礎の上に重なるように組み合わせます。
2枚を重ね合わせたらビスを10点留め付けていきます。
床の組み付けはこれで終わりで、かなり簡単でした。
4.側面の組み立て
物置の側面はパネルを組み合わせて作っていきます。角のパネル部分も写真のように折り目が付けてありますので、これを折り曲げます。
パネルは床の端の溝に差し込んでいきます。大きなプラモデルのようですので、簡単です。
反対側も同じ要領でパネルを床に差し込みます。
側面のパネル同士もお互い凹凸の溝がありますので、重ね合わせるだけで接続できます。
物置の後ろ側のパネルが出来上がりました。
同じ要領でパネルをどんどん接続していきます。
側面のパネルは窓付きパネル1枚、窓なしパネル4枚、角用パネル4枚構成です。
窓付きパネル1枚、窓なしパネル4枚は同じ大きさなので、どの面に窓を付けるか自由に選ぶことができます。
どんどんパネルを組み合わせていきます。
パネル同士は物置の内側からビスを止めていきます。
最初からすべてのビスを止めてしまうと後で歪みが調整できないため、この時点では数点止めておきます。
側面のパネルが組みあがりました。
ここで内側からビスでガッチリと固定していきます。
パネル1枚に対して6点。合計30点のビスを締めていきます。かなりの数ですので、電動ドライバーがないと無理です。
ドアのフレーム柱部分はスチール製ですので、組み付けるとそこそこ強度がありますよ。
5.屋根の設置
側面パネルが組み終わったら次は屋根の設置です。
屋根のパーツは分割されていますので、パーツを組み合わせていきます。
こちらの部品はビス3点締めで組み合わせます。
物置の屋根前後に2箇所分です。
パーツを組み合わせたら物置の屋根前後部分に上から押しこみます。
上から押しこんだら、裏からビス止めし、ドア枠と連結します。
後ろ部分も同様に上から押し込んだ後でビス止めで固定していきます。
何となく形になってきました。
屋根の側面の枠を取り付けていきます。取り付け方は簡単で、側面の壁に引っ掛けるだけ。
片側6点、計12点をビス締めします。
これで屋根の外枠が出来ました。一つ一つの部品は樹脂のためペラペラしていますが、組み合わせるとなかなか強度がありそうですよ。
屋根の天辺の柱を載せていきます。かなりの高さがあるので脚立が必要です。
こちらの柱もビスを締めて固定していきます。
天井を載せていきます。天井は柱に差し込み口があるため、はめ込むだけの簡単構造。
私は一人で頑張って載せましたが、かなり大きい&重たいため、二人作業をおススメします。
6.扉の組付け
いよいよ最後は扉の組付けです。
扉となる板に金属のフレームを四隅にはめ込みます。
金属のフレームはビス締め12点。ここも電動ドライバー必須。
付属しているドアの蝶番を付けていきます。取り付ける位置には印があるため寸法を測る必要はありません。
付属のドアの取っ手と、ロック部を取り付けます。
ここでドアがしっかり閉まるかどうか確認しておきましょう。かなり気を使って組み立てたつもりでしたが、私の場合は歪みがありドアがキレイに閉まりませんでしたので、他の部品を一度取り外して微調整する必要がありました。
これでドアの完成。
最後に窓枠を組み付けていきます。窓枠は内側からビス9点締めで固定します。
窓枠があるとオシャレですよね。窓は樹脂製です。
最後の仕上げとして、床とパネル側面がまだ固定されていなかったため、45mmの長いビス22点で固定していきます。(写真を撮り忘れました。)
コストコ物置完成
コストコのオシャレな物置が完成しました!
物置の中は大人自転車2台分がちょうど入るくらいのスペースがあります。
とりあえずは外で使用する子供の自転車、キックボードを収納しています。
高さもかなりあるため、棚を作って収納を増やすことも考えています。
基礎はしっかりと水平をとったので、家の壁と平行に建てることが出来ました。
基礎が水平にできていないと家の壁と平行で無くなり格好悪いので、しっかりとやっておきましょう。
自転車小屋の段差は10cm程度ありますが、いずれスロープを作ろうかと計画中です。
また、アンカー工事が出来ていないため、台風が来た時には飛ばされる恐れがありますので今後やっていきます。
見た目もオシャレで満足しています。
物置組み立てDIYに掛かった時間
物置組み立てに掛かった時間は、一人作業で基礎1.5時間、物置の2.5時間、合計4時間でした。
説明書にも推奨は2人以上と書いてありますので、2人で作業することをオススメします。慣れている人の2人作業であれば1.5時間程度で終わるのではないでしょうか。
まとめ
コストコで購入する組み立て式の物置小屋は今回のように簡単に組み立てる事が出来ます。何より見た目がオシャレで、店舗で購入すれば激安ですので、オススメです。
1点不安材料があるとすれば、全体が樹脂製ですので耐久性がどうかということですが、耐久性についてはしっかりと補強を行って様子を見ていこうと考えています。
ぜひともトライしてみて下さい。
※2021/9/23追記
物置が樹脂製のため、耐久性に不安がありましたがしっかりとロープを張ることで直撃した台風にも耐えられました。
コストコ物置「ケター(keter)」の台風対策記事はこちらです。
その他のエクステリアのDIYについてはこちらです。様々なDIYにチャレンジしています。
また、引き渡し直後の最低限の外構と、費用についてはこちらの記事を参照してください。
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